原発再稼働の動きが加速する!?
2014年 07月 22日
広報企画部Dのひとりごと
原発再稼働の動きが加速する!?
先日(7月16日)、九州電力川内原発1、2号機(鹿児島県薩摩川内市)について、安全対策は新規制基準を満たしているとする「審査書案」が原子力規制委員会から発表された。安倍政権は、規制委が認めた原発は再稼働する方針で、地元も前向きな意向を示している。最大の山場である審査を越えたことで、再稼働は確実という状況になったのだが…。
こんな大きな問題が…
◇地震、火山の問題は未解決
地元住民が要望した断層調査は行われておらず、地震や津波の想定に関する判断にはほとんど触れられていない。火山についても専門家の意見を聞いていません。楽観視しすぎとの異論も。
◇避難計画に責任を
地方自治体に丸投げされた避難計画は、住民の命を守れるものではありませんでした。半径30km圏のお年寄り、寝たきりなどの方の避難計画は完成していません。
このほか、福島第1原発の免震重要棟のような緊急時対策所の即時設置は2年後までの期限付き承認など、いくつもの課題を未解決のまま見切り発車!?
なにより、今回の安全審査で原発のリスクがどこまで減らせたのか、それについて国から説明が全くない。
規制委は「基準に適合しているかどうかを審査するだけで、稼働させるかどうかには関与しない」との姿勢を崩さない。
政府も「原発の安全性は規制委に委ねている。稼働させる政治判断はしない」と、実質的に再稼働の判断は電力会社と立地自治体まかせ。
国策でもある原発が、国の責任があいまいなまま再稼働していいものだろうか。
福島第1原発事故を招いた「事なかれ主義」「なし崩し」「当事者意識の欠如」といった原発に携わる人間の意識の本質的課題。この教訓は何ら生かされていない!と思わずにいられないのである。
とはいえ、化石燃料への依存大、再生可能エネルギーへの移行など現実を見つめれば
なにがなんでも今すぐ脱原発!卒原発!というのも無責任かも。
あ〜、日本のエネルギー問題はどうなっていくのだろう。
………続く
原発再稼働の動きが加速する!?
先日(7月16日)、九州電力川内原発1、2号機(鹿児島県薩摩川内市)について、安全対策は新規制基準を満たしているとする「審査書案」が原子力規制委員会から発表された。安倍政権は、規制委が認めた原発は再稼働する方針で、地元も前向きな意向を示している。最大の山場である審査を越えたことで、再稼働は確実という状況になったのだが…。
こんな大きな問題が…
◇地震、火山の問題は未解決
地元住民が要望した断層調査は行われておらず、地震や津波の想定に関する判断にはほとんど触れられていない。火山についても専門家の意見を聞いていません。楽観視しすぎとの異論も。
◇避難計画に責任を
地方自治体に丸投げされた避難計画は、住民の命を守れるものではありませんでした。半径30km圏のお年寄り、寝たきりなどの方の避難計画は完成していません。
このほか、福島第1原発の免震重要棟のような緊急時対策所の即時設置は2年後までの期限付き承認など、いくつもの課題を未解決のまま見切り発車!?
なにより、今回の安全審査で原発のリスクがどこまで減らせたのか、それについて国から説明が全くない。
規制委は「基準に適合しているかどうかを審査するだけで、稼働させるかどうかには関与しない」との姿勢を崩さない。
政府も「原発の安全性は規制委に委ねている。稼働させる政治判断はしない」と、実質的に再稼働の判断は電力会社と立地自治体まかせ。
国策でもある原発が、国の責任があいまいなまま再稼働していいものだろうか。
福島第1原発事故を招いた「事なかれ主義」「なし崩し」「当事者意識の欠如」といった原発に携わる人間の意識の本質的課題。この教訓は何ら生かされていない!と思わずにいられないのである。
とはいえ、化石燃料への依存大、再生可能エネルギーへの移行など現実を見つめれば
なにがなんでも今すぐ脱原発!卒原発!というのも無責任かも。
あ〜、日本のエネルギー問題はどうなっていくのだろう。
………続く
by takushin_blog
| 2014-07-22 16:08
| 広報企画部Dのひとりごと