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第1回 滋賀県新しいエネルギー社会づくりを考える懇話会が開催されました。

日時:平成27年8月4日(火) 場所:滋賀県庁新館7階大会議室

滋賀県では「滋賀県再生可能エネルギー振興戦略プラン」が平成25年3月に策定され、現在、その指針となる『(仮称)新しいエネルギー社会の実現に向けた道筋』を策定。基本理念に掲げる「夢や希望に満ちた豊かさ実感•滋賀」をエネルギーの分野から実現していく。そんな趣旨のもと開催された「新しいエネルギー社会づくりを考える懇話会」は、エネルギー問題に関して専門的知識を有する学識経験者やエネルギー関係者による有識者会議(アドバイザリーボード)を設置し、その意見を聴取しながら取りまとめる第1回の懇話会です。

まず、事務局からの推薦により座長には株式会社システム技術研究所所長、京都エコエネルギー学院学院長の槌屋治紀委員が。副座長には弊社が「琵琶湖スマートコモンズ」でたいへんお世話になっている早稲田大学名誉教授の横山隆一委員が選任されました。

事務局からは「滋賀県再生可能エネルギー振興戦略プラン」の進捗状況や新しいエネルギー社会の実現に向けて(県のエネルギー政策/県内での取組事例)の説明がされました。我が国の原子力発電所の今後の推移や運転年数の状況から関西電力管内においては40年運転終了なら2033年に、60年運転終了なら2053年には稼働ゼロになること。震災前に比べて家庭用の電気料金は約2割、産業用の電気料金は約3割上昇という実情。
これらの背景から滋賀県内の2030年における「導入目標」を設定し、再生可能エネルギー発電を現状の約20倍、分散型電源比率を25%と想定しています。しかし率直な感想をいえば住宅用太陽光発電量をかなり見込んでいるように感じられます。滋賀県は個人住宅用太陽光発電の導入状況は近畿トップですが、今後は新築住宅の需要が減少し、新築住宅に比べて設置費用が嵩む既存住宅への導入が課題となるためハードルが高くなると予想されます。そこで企業主体のメガソーラー事業や市民共同発電所などの取り組みがより重要となってくるのではないでしょうか。
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各委員からは積極的な意見交換が行われましたが、箇条書きにて紹介します。
•創ること(再エネ同様)はもちろんだが省エネへのスマートに使うことにも注力を。
•滋賀は市民共同発電所が多く、今後はファンド機構の広がりでさらなる構築が可能。
•レジリエンス(逆境から立ち直る力)、再生できる社会が大切。
•琵琶湖の豊かさを活かした里山再生でCo2削減、コミュニティ形成、外来魚や葦を利用したバイオマス発電。
•ガスパイプライン(敦賀〜彦根)を利用した水素燃料で滋賀が先駆けモデルに。
•工業団地が多く、企業間での電力融通などにより新電力に対峙していく運営形態を構築できないか。
•エネルギー拠点の分散化だけでなく集中管理できるシステムづくりが災害に強い街づくりとなる。
•2030年に向かってどんな豊かさ、どんな県にしていきたいのか、を具体的にイメージできる理念としていってほしい。など“新しい豊かさ”“滋賀らしさ”を念頭においたエネルギー社会への提案となりました。
さまざまな意見に事務局の反応は「ちょっとお腹いっぱい感」といううれしい悲鳴でしたが、
“言うは易し行うは難し”あくまでコストありきのプロジェクトとなりますので現実感のある選択で新しいエネルギー社会に向けての道筋を開いていただきたいと思います。



さて、もうひとつお知らせを!

横山隆一先生 名誉教授授与記念講演会が行われました。

本年3月31日に定年退職された横山隆一先生が、在職中のご功績を称えられ早稲田大学から名誉教授の称号が授与されました。これを記念して横山先生のご講演、そして先生を囲んでの懇親会が7月30日リーガロイヤルホテル東京にて行われました。弊社からも日頃より親交のある芦田が出席させていただきました。横山先生、本当におめでとうございます!
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by takushin_blog | 2015-08-06 13:23 | 琵琶湖スマートコモンズ関連